自分の身体の声(KTさん)2017.9
     

私はマクロビオティックにたどり着くまでに色々な本を読んで実際に試して来ました。

 

私は台所に立っているのが好きです。元々食べる事が好きなので料理本を見ては新しいものを夫や子ども自分のためにせっせと作っていました。

 

凝った料理は手間も時間もかかりますが、材料を切ったり作業をしている時は料理に集中していていて気持ちが無≠ノなれるところがストレス発散になっているところもありました。

更に家族が「わぁー美味そう!」とか「美味しいー」と言って食卓を囲めることが、料理を作る私の喜びでもありました。

 

子どもも小さく私もまだ今より若く子育てに夢中で食事を作っていましたが、数年前位から前よりも動けなくなって来たなぁ、疲れやすいなぁ、太りやすいなぁと感じていましたが、年齢のせいだと諦めていました。

そんな同じ頃、友人が数人乳癌になったのを目の当たりにして、自分の健康を深く考えるようになりました。

 

今に至るまで、本を読んで良いと思うと実際に試してきました。

 

??一日〇〇Kcalの食事。

??一日30品目の野菜を摂る食事。

??糖質制限食。

??一日一食の食事。等

しかしながらどれも毎日になると難しく長くは続きませんでした。

それからも何か身体に良い食事があるはず!と本屋さんに行ってはヒントになる本を探していました。

最初に出会った本は『「食事」を正せば病気、不調知らずのからだになれる』という一冊でした。この本で初めて食養≠ニ言う言葉とそれがマクロビオティックに繋がることを知りました。

 

それまでも、食事はバランスよく食べたり、テレビや雑誌、ネットからの情報と世間の常識?が正しいと思っていました。

身体に良いことをしているのに、体調を崩したり、良くならないのは何故だろう?と思っていましたが、今思うと、情報を鵜呑みにして、自分の身体の声を聞いていなかったのだなぁと思います。

 

そんな中、また本屋さんに立寄った時に恭子先生が「食べ物を変えると、からだも運命も変わります」を出されていて直ぐに購入し読みました。

読んでいるうちに先生の考え方やお料理を実際に習ってみたいと思いましたが、家からの遠かったので(お恥ずかしながら、20年間専業主婦で家を空けて遠くに出るのは初めてだったので

でも、先生にお会いしてお話が聞きたいと言う気持ちが強かったので、思い切って通ってみることにしました。

 

初回のレシピが黒豆玄米ごはんとけんちん汁。

それをすぐに2週間食べてみると言うものでした。

同級生全員が一斉に試して2週間後にどのような反応が出ているか。

自分一人ではないのでやってみようと思いながらも、でも毎日同じ物を食べ続けられるのだろうか?と心配や不安がある中、先生は素直とは「疑いつつやってみること」と仰っていてそれがとても納得しました。


恭子注:
そうです。
疑いもしないでやるのは、単なるばか、
疑いつつで良いのです。
右向けと言われて右を向くのは素直、ではありません。
疑いつつ、実行してみるということが、大事なのです。

 

それからは先生から教えて頂いたことは先ずは試してみる!という生活になりました。

??朝食は食べずに梅生番茶にする。

??お茶は三年番茶又は野草茶にする。

冷たい物は飲まない。

??主食を多く取り。おかず食べにならない

ようにする。食物性タンパクに変える。

??玄米は良く噛む(できれば100回)

??味噌汁は1日一回必ず食べる。

??砂糖を摂らないようにする。

 

最初はお腹も空いて物足りなく、甘いものよりも私は肉や魚を食べたいなぁと思いましたが、玄米ご飯とけんちん汁を続けて34日で大きな便りがありました。

それも本当にびっくりする程の量でそれだけでも腸の中がすっきりした感じになり、先生の仰っていたとおりだ!と嬉しくなり続ける気持ちになりました。

 

朝も梅生番茶だけにするようになると、身体を動かすのもラクで午前中の家事仕事も以前よりも早くせっせと

身体が動くようになりました。今では夫も自分で梅生番茶を作って飲むようになり、子どもが具合の悪い時に

飲ませたりと我家の定番の飲み物になりました。

 

先生はお茶についても茶色いお茶を飲みなさいと仰っていました。

今までは、冷たい飲み物が好みで一年中冷たい物を飲んでいました。

夫は緑茶が好きでしたので茶色いお茶とは無縁でしたが、三年番茶、どくだみ茶、びわ茶に変え、コーヒーもタンポポコーヒーや穀物コーヒーにしました。

今でも(この夏は特に…)喉が渇いている時に冷たい飲み物をガブガブと飲んでしまい絶不調になったのを経験しました。

今までも同じように不調になったりする事がありましたが、それが何が原因か?がはっきりわからなかったのですが、先生の教室に通い、食生活を変え身体が変わるとちゃんと身体はそれに反応し、体調が悪くなった原因が少しづつわかるようになりました。

 

自分の身体に変化があり、調子が良くなってくると肉や魚も少しづつ食べないようにと意識が変わってきました。

最初は玄米ごはんやけんちん汁、その他の副菜もお腹が満たされるまで食べていましたが、段々ともうそろそろやめておこうとか、今日はこの位が丁度いいかな。と調整出来るようにもなりました。

 

今までは沢山動いて疲れた日こそスタミナのある物をがっつり食べなきゃ。と思っていましたが、今はそんな時こそ身体を休めて消化吸収のよい物を少しにしようと思えるようにもなりました。

子どもが熱を出した時にも栄養をつけなければと子どもの食べたいもの(アイスクリーム、プリン、ゼリー)等を食べさせていましたが、具合の悪い時には水分はしっかり摂って無理に食べずに絶食で大丈夫との言葉に素直に「そうなんだ」と思い、子どもにも実践しカゼも早く回復しました。

 

玄米ごはんも100回噛むことは難しく(私はとても早食いで

今でも100回は噛めていません。それでも意識してゆっくり食事をするよう気を付けています。

 

味噌汁は夫が好きなので朝も夜も作る事が多いですが、出汁は鰹で昆布や椎茸で作ることはありませんでした。

味噌も豆味噌、麦味噌等昔ながらの作り方で良い物に変えることによって今まではささっと作っていた味噌汁も大事な一品だと気付き丁寧に作るようになりました。

 

砂糖についてはこんなに身体に良くない物だという事をマクロビオティックを始めてから知りました。元々そんなに甘いものは好物ではありませんでしたが、チョコレートや生クリームなど好きなお菓子もありましたし、家族は甘いものが好きですので、家には何かしら甘いお菓子や飲み物、果物がありました。

まずは白砂糖をやめました。料理に砂糖を入れなくても美味しく出来る事を教えて頂き、出汁と野菜の甘みと醤油で作るようになりました。

 

マクロビオティックを最初にほかの教室で始めた頃は、陰陽ばかりを気にしてしまい、何をどう食べれば自分の身体が良くなっていくのかがわかりませんでしたが、先生の教室に通うと直ぐに実践して「具体的に具体的に」と先生に言われ、自分の今の食事や生活が見えるようになって来ました。

迷った時には先生に聞くとわかりやすく教えて下くださったり、教室で食事をする時に皆さんの話を聞いたりする事もとても勉強になり、楽しい時間でした。

 

先生の言葉の中に「自分の花を咲かせることが大事」と言うのがとても心に残りました。

そうなれるように心がけようと思うようになりました。

 

他にも先生から教えて頂いた言葉やお話は沢山あります。

教室が終わり、うちに帰ると家族に話して聞かせていました。(教えてもらった事を話したくて仕方がないので 笑)

 

最初は家族も「ヘェ?」とか「わかったからぁ?」と私が熱く語り過ぎて引いていたのかもしれませんが…

先生から聞いた死刑囚の話をした時は(本当は血を抜いていないのに嘘を言って抜いているように見せかけたら本当に命を落としてしまった話)は家族も興味深く聞いて驚いていたのを覚えています。

 

私は前期と後期を同時に受講させていただきましたが、まだまだ足りないところや理解出来ていないところも多くあります。

ただ、先生の教室に通っていると気持ちも上がり、プラスになっているのがわかります。最初は家族の健康をと思っていましたが、先生の「自分だけ仕合わせに」の意味が半年通いわかって来ました。

子注:
ある刑務所での話です。
死刑囚に実際は、血を抜いていないのに、水を一滴づつ、落ちているような音を血を抜いているように、聞かせたのです。
すると、身体中の血液の何分の一かが失われると死ぬ、と聞かされた死刑囚は死んでしまったのです。

心と身体は連動している、ということです。

 

10月からの半年は子ども達の為に時間を使いたいのでお休みをさせていただきますが、また来春からお願い致します。

 

お休み中も「気・血・動」を忘れずに続けていこうと思います。

 

半年間ありがとうございました。


 恭子から一言

教室の優等生です。

大変な病気があるわけでも無く、その段階で、教室で学ばれる機会が持てたと言うことは、とても、運の良い方です。


家に帰ると、授業の内容の話を家族とする、のは、まずは家族が仲良く、和のある家庭だと言うことです。

健康の基は、和のある家庭、です。

会話のある家庭だと言うことです。

仕合わせな素晴らしい家庭ですね。

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